今回は
🗣️ 「AIで画像生成をするのが初めて…」
🗣️ 「Midjourneyの使い方を知りたい!」
という、AI画像生成の初心者🔰の方向けの記事です。
なるべくわかりやすく『Midjourney』の始め方や、使い方をご紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
先にどんな画像が作れるのか見てもらった方が、モチベーションが湧きやすいと思うので、こちらをご覧ください。
上記はジブリの魔女の宅急便を実写風にして生成してみました。他にも、
イラスト風のものからファンタジー風のものまで。
これらはあくまで一部ですが、Midjourneyを使いこなせれば、基本的にはどんな画像でも作ることができます。
自分の頭の中で思い描いている事を作れるので、趣味で画像を作るのもとても楽しいです。
しっかり読んで貰えば誰でも作れるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。
Midjourneyとは?
そもそも「Midjourneyってなんだ?」という人もいると思うので、軽く説明します。
Midjourneyなどの画像を作れるAIツールのことを、総称して画像生成AIツールと世間では言ったりします。
この画像生成AIツールでは、プロンプトと呼ばれる指示文を入れることで、画像が作れます。
プロンプトとは指示文というような意味合いですが、英語で指示を出すことだと思っていればOKです
例を見てみましょう。
たとえば【cat】と打ち込んで、画像を作るとこういった画像が作れます。
ただcatと打つだけで、こんなに高画質な画像ができてしまいます。
このcatにたとえば【black】と追加したり
3Dを追加したり
すると、こんな画像が出来ます。
要するに、英語で指示を出せば、自分の思い通りに画像が作れてしまうという事です。
もう少し複雑なプロンプトを追加すると
こんな画像も作れちゃいます。
【black cat】に背景やパン屋さんで、背景はぼかすような撮影技法で、など細かいプロンプトを加えています。
つまり、【プロンプト】さえ上手く扱えれば、どのような画像でも作れます。
それでは、なんとなく画像生成AIのイメージがついたところで、実際の使い方を見ていきましょう。
Midjourneyの始め方
Discordをダウンロードする
Midjourneyを使うためには、チャットアプリである『Discord』を使う必要があります。
Midjourney以外のAIツールでも、『Discord』を使う機会は多々あるので、今のうちにダウンロードしておくことおすすめします。
アプリをダウンロードしたら、新規登録を行いましょう。
サイトの案内通りに行えば簡単だと思うので、ここはサラッと紹介します。
MidjourneyをDiscordで起動する
Discordのダウンロードと登録を終えたら、Midjourneyを開きましょう。
すると、上記のような画面になると思います。
右下にある【Join the Beta】をクリックしましょう。
すると、ポップアップが表示されるので指示に従いましょう。
それらが完了したら、MidjourneyとDiscordアカウントが紐づけられます。
少しややこしく感じるかもしれませんが、ここまでくればあとは簡単です。
Discord画面の説明
Discordのインストールが終わって、Midjourneyとの連携が完了すると、このような画面になると思います。
左側には、参加しているコミュニティのアイコンが表示されます。
英語ばかりで難しく感じるかもしれませんが、一度覚えてしまえばとても簡単なので安心してください。
左側(赤で囲った部分)に「newbies-〇〇」という項目があります。
この「Newbies」と書かれているところをクリックしましょう。番号は何番でもOKです。
すると、このような画面に遷移します。
ここでは、世界中の人たちが画像を生成しています。
上記で表示されている画像も、誰かがプロンプトを打ち込んで生成した画像になります。
それではいよいよ画像を作っていきたいのですが、Midjourneyを使うにはまず有料課金をする必要があります。
有料プランに加入する
ではMidjourneyの有料プランを見ていきましょう。
ちなみに以前までは無料でもある程度遊べたのですが、現在は有料プランしかありません。
有料プランに加入するには、入力欄に「/」と打ちます。
その後「s」を押すと、subscribeという項目が予測で出てくると思います。
あるいは「subscribe」と打ち込んでもOKです。
そしてエンターを押すと、このような画面になります。
【Manage Account】という項目をクリックしましょう。
すると、料金案内ページに飛びます。
有料プランは4つから選べますが、はじめは一番安いプラン(Basic Plan)で様子見しても良いと思います。
ちなみに私は$30のスタンダードプランを使っていますが、毎日画像を作っていても、このプランで十分といった感じです。
後からプランは変更できるので、迷ったらひとまず安いプランでも良いと思います。
画像を作る方法
それでは準備が完了したので、いよいよMidjourneyで画像を作っていきましょう。
コマンドを入力する
画像を作る方法は非常に簡単で、先ほどと同じ要領で入力欄に「/」を打ちます。
その後「imagine」と続けてください。
/imagine が入力できたらエンターを押します。すると、prompt(プロンプト)が自然に出てくると思います。
その後に、自分が作りたいプロンプトを打てば完了です。
はじめにサンプルでお伝えした【cat】を試しに作ってみましょう。
catを打ったら、エンターをクリック。
しばらく待っていると(30秒〜1分程度)、このように4枚の画像が生成されました。
Midjourneyでは、デフォルトで4枚の画像が生成されます。
【cat】というプロンプトは、かなり漠然としているので色々な種類の猫が生成されています。
試しに【cat, black】としてみましょう。
すると、このような画像が出来ました。
【猫】だけでなく【黒】を指定したことにより、より制限された画像が生成できています。
高画質化する方法
もし特定の一枚が欲しい場合は、下にある「U1」「U2」という数字を押しましょう。
各数字の意味ですが「1=左上」「2=右上」「3=左下」「4=右下」という意味です。
たとえば右上の画像が気に入ったので、「U2」を押してみましょう。
しばらく待っていると、指定した画像が高画質化されて生成されました。
先ほどの4枚画像と比較しても、より高画質の画像が生成できたことが伝わるかと思います。
このような流れで、画像生成を行います。
バリエーションを作る方法
ついでに、「V1」「V2」「V3」「V4」という項目についても説明します。
Vというのは、Variationの略称です。
たとえば先ほどの4枚写真の際に「V2」を押してみると、こんな画像が出来上がります。
V2(右上の画像)に類似した画像を、4パターン作ってくれました。
同じような黒猫ですが、向きを変えたり、微妙な調整をしてくれています。
プロンプトについて
ひとまず、画像を作る工程は伝わったかと思います。
それでは、より狙い通りの画像を作るために、プロンプトの理解を高めましょう。
プロンプトの基本型について
プロンプトは自由で問題ないのですが、最初はある程度テンプレートに沿って作った方が練習になると思います。
たとえば
①メイン : (人物・動物・キャラクター・物体等)
②スタイル : (実写風・3D・アニメ・絵・イラスト等)
③雰囲気 : (色味・明暗・彩度)
④背景 : (場所・風景・色)
⑤構成 : (カメラアングル・向き)
⑥その他
といったような項目です。
ではそれぞれについて、このような設定をしてみましょう。
①メイン : 猫(cat)
②スタイル : 実写風(real)
③雰囲気 : 明るい・パステルカラー(pastel colour)
④背景 : 遊園地(amusement park)
⑤構成 : 全身が映るように(all body)
⑥その他 : 笑顔(smile)
わかりやすくするために、少し派手目なプロンプトにしてみました。
出来上がった画像がこちらです。
cat, real, pastel colour, at amusement park, all body, smile
そこそこ狙い通りといった感じでしょうか。
アミューズメントパークで、パステルカラーを基調とした、リアルな猫が出来上がりました。
そういう場合は、表現を少し変えたり、プロンプトの順番を変更してみましょう。
cat, cat smiling, real, pastel colour, at amusement park
少し変更しただけで、smile感が増したように思えます。
このように色々と調整を加えることによって、理想の画像に近づけてみてください。
Web版の方が使いやすい
今回ご紹介したのは、Discordを用いた方法ですが、実はMidjourneyにはWeb版があります。
なので、ひとまず100枚画像を生成してみてください。
それが終わったらWeb版に移行することをおすすめします。
Web版の使い方も、以前の記事で紹介しているのでチェックしてみてください。
また「理想通りの画像がなかなか作れない」とお困りの方は、初心者から一気に上級者になれるTipsも書いています。
こちらは画像だけでなく、動画化までをまるっとセットで説明しているので、ショートカットしたい方はぜひ。
マネタイズ方法なども記載しているので、無料部分だけでもぜひチェックしてみてください。