先日、画像生成AI界隈でとても大きなニュースがありましたので、そちらをご紹介します。
ご存知の方も多いと思いますが、週刊プレイボーイにてAIを使用したグラビア写真集が発売されました。
こちらがその写真集の販売ページです。
→追記、6/8発売中止になってしまいました
“さつきあい”というモデル名で、価格は税込み約500円で購入可能なようです。
こちらのTwitterアカウントは、開設してすぐに10000人突破しています。
→追記、6/8アカウントも停止になったようです
さきほどのWebページから新着商品のページを見てみると、実在するモデルさんと一緒に並んでいます。
AIで生成したという前情報がなければ、特に違和感を感じないレベルのクオリティですね。
ちなみに、これまでも画像生成AIを使った写真集はたくさん存在していました。
例えば、Amazonを見てみると、このようにたくさんのAIを使った写真集が販売されています。
Amazonで販売されている写真集は、個人クリエイターが作成したものが多いとされています。
しかし、今回は個人ではなく大手がAIを使って写真集を発売したという点が注目を集めているポイントです。画像生成自体はどのようなソフトを使っているのか、モデルは誰を使用しているのかについては特に名言はしていないようです。こちらでも特に深くは詮索はしませんが、同様の画像を生成するには現状だとStableDiffusionが一番近しいかなといった感想です。本件を機に、今後規制が大きくなるのか、またはこういった動きが活発になるのかには要注目ですね。
→特定のモデルをサンプリングしたのでは?という疑惑が広がったのが原因かもしれません
また、少し前に上原あいさんが自身の顔を学習したデータを配布して話題になっていました。
このように、AI規制の流れを逆手にとって、グラビアアイドル本人同位のローラなどが出てきても面白くなりそうです。
現状は賛否両論あるようですが、今後どういった展開をしていくのかとても楽しみです。
→「たくさんのご意見を頂戴し、編集部内で改めて検証をいたしました。その結果、制作過程において、編集部で生成AIをとりまく様々な論点・問題点についての検討が十分ではなく、AI生成物の商品化については、世の中の議論の深まりを見据えつつ、より慎重に考えるべきであったと判断するにいたりました」
とのことです。
批判は覚悟での出版かと思いきや、そこまででは無かった模様です。問題点をクリアしたAIグラドル写真集もいずれ出てくると思うので、また期待しましょう。