今回は、StableDiffusionやSeaArtなどの画像生成AIで使える『髪型のプロンプト』をご紹介します。
髪の長さ、髪質、髪色など、実際に生成した画像と比較しながらお伝えしていきます。
『髪の長さ』についてのプロンプト
プロンプト | 日本語訳 |
---|---|
Short Hair | ショートヘア |
Pixie Cut | ピクシーカット |
Medium Hair | ミディアムヘア |
Long Hair | ロングヘア |
Extra Long Hair | エクストラロングヘア |
Absurdly Long Hair | 腰元までの長い髪 |
まずは髪の長さを決めるプロンプトをご紹介します。
ベースのプロンプトは
というシンプルなプロンプトを使用しています。上記のプロンプトの〇〇部分に付け足す形で、画像生成を行っております。
Short Hair – ショートヘア
こちらは定番の【Short Hair】というプロンプトです。
生成される髪型は、大体耳下くらいが多い印象があります。
【Very Short Hair】や【Extra Short Hair】などは、もっと髪の長さを短くしたい時に活用する人も多いようですが、モデルによってはうまく反映されないこともあります。
Pixie Cut – ピクシーカット
【Very Short Hair】や【Extra Short Hair】で、短髪がうまく表現されない場合は【Pixie Cut】というプロンプトもおすすめです。
【Short Hair】のプロンプトと比較しても、若干短めに生成してくれていることがわかるかと思います。
Medium Hair – ミディアムヘア
中くらいの髪の毛の長さを表すには【Medium Hair】というプロンプトが有効です。
ちなみに【Middle Hair】だとうまく生成されなかった経験があるので、もし【Middle Hair】でプロンプト追加していた人がいれば、Mediumに変更して試してみて下さい。
Long Hair – ロングヘア
【Long Hair】を設定すると、大体このくらいの長さになります。
こちらも【Short Hair】と同様、VeryやExtraをLongの前に追加すると、長さが更に変更されることがあります。
『髪質』についてのプロンプト
プロンプト | 和訳 |
---|---|
Straight Hair | ストレートヘア |
Wavy Hair | ウェーブがかかった髪 |
Perm Hair | パーマヘア |
Curly Hair | 巻き毛 |
Pin Curls | ピンカール(古風なパーマ) |
お次は髪の質感についてのプロンプトを見ていきましょう。
上記でご紹介した髪の長さなどは、一旦何も指定しないで生成してみました。
Straight Hair – ストレートヘア
まずはストレートヘアを生成するプロンプトです。
かなりまっすぐに、サラサラの質感で生成してくれているのがわかるかと思います。
【Straight Hair】というプロンプトを追加するだけだと、大体ロングの髪の長さが設定されることが多いように思えます。
Wavy Hair – ウェーブがかかった髪
ウェーブのかかった髪を再現してくれるのが【Wavy Hair】というプロンプトです。
このようなパーマがかかった髪を表現するプロンプトは、他にも多数あります。
Perm Hair – パーマスタイル
【Perm Hair】というプロンプトも、もちろん有効です。
とても自然なパーマスタイルの髪型を生成してくれます。
Wavyと比較すると、そこまで激しめではないパーマが表現されるような印象があります。
Curly Hair – 巻き髪
【Curly Hair】はPermよりも若干強めにカールがかかっているような印象があります。
「巻き毛の」または「癖っ毛の」という意味合いがあるのですが、癖っ毛の割にはしっかりパーマっぽく生成されるような気がします。笑
上記でご紹介した【Wavy / Peam / Curly】には、そこまで明確な違いがないようにも思えます。
これは使用しているモデルによって、強弱具合が変わる可能性もあるので、ぜひご自身がお使いのモデルでも試してみて下さい。
Pin-Curls – 古風なレトロなパーマ
巻き込んだ髪の毛をピンで固定してウエーブやカールをつける髪型です。
明らかに上記でご紹介した巻き髪とは異なり、少し古風な雰囲気の出る髪型のプロンプトです。
レトロな服装をさせる時などに、使用するといい雰囲気になります。
『髪型』についてのプロンプト
プロンプト | 日本語訳 |
---|---|
Bob Cut | ボブカット |
Fluffy Bob Cut | ふわふわのボブカット |
Bowl Cut Hair | ボウルのように揃えた髪 |
Blunt Bangs | 前髪あり |
Forehead | おでこ出し |
French Braid | 三つ編み |
Bob Cut – ボブ
まずは定番のボブヘアーから。
【Bob Cut】というプロンプトを加えると、上記のような画像が生成されます。
もう少し髪をゆるっと、ふわっとしたい場合は以下のようなプロンプトを用います。
Fluffy Bob Cut ーフワフワのボブ
Bob Cutと比較すると、少しふわふわな印象になったかと思います。
fluffyという単語が『ふわふわした』というような意味合いを持つので、そちらがプロンプトに反映されています。
Bowl Cut Hair – ボウルカット
ボブカットと似ていますが、より丸みを帯びたような髪型が生成される確率が高まる気がします。
Blunt Bangs – 前髪ありの髪型
特に何も指定しないと、前髪が生成されたり、分け目ができたりとAIにお任せになりますが【Blunt Bangs】という指定をすると、前髪をしっかり作ってくれます。
髪の長さを指定した上で、Blunt Bangsのプロンプトを追加するのも有効です。
Forehead – 前髪なし、おでこ出しの髪型
反対におでこを出して欲しい時は【Forehead】というプロンプトを追加しましょう。
上記画像のように、おでこを見せた状態の髪型を生成してくれます。
もちろんこちらも髪の毛の長さのプロンプトと併用可能です。
French Braid
三つ編みを表現するのに有効なのが【French Braid】というプロンプトです。
顔が少し幼くなってしまうことがあるので、服装を大人っぽくしたり、年齢を指定することで、大人っぽい顔で三つ編みを生成することが可能です。
『髪色』についてのプロンプト
プロンプト | 日本語訳 |
---|---|
Brown | 茶髪 |
Blonde | 金髪 |
Pink | ピンク髪 |
Red | 赤髪 |
Orange | オレンジ髪 |
White | 白髪 |
Grey | グレー髪 |
Platinum | プラチナム |
Brown – 茶髪
【Brown Hair】という指定だと、とても自然な髪色を生成してくれます。
髪色の指定を特にしない場合は、大体黒髪か茶髪で生成されることが多いですが、Brown Hairのプロンプト指定で9割くらいの確率で上記のような髪色を生成してくれます。
ちなみに、もう少しバリエーションを増やせないかいろいろと試してみました。
ライトブラウンや、ダークブラウン、ゴールデンブラウンの指定をしてみましたが、絶妙な差がついたように思えます。
別の色味でも、LightやDarkなどを前に追加すると、微細な変化が出ると思います。
Blonde Hair – 金髪
金髪を表現したい時は、Blonde Hairが有効です。
ちなみにGolden Hairでも金髪を生成してくれます。
しかし、Blonde Hairと比較すると、若干黄色味が強いかなという印象があります。
ここはお好みで使い分けて下さい。
Pink Hair – ピンク髪
ピンクヘアも欠かせないカラーですね。
茶髪の時と同様、LightやDarkなどを用いて変化をつけても良いと思います。
Red Hair – 赤髪
Orange Hair – オレンジ髪
White Hair – 白髪
ホワイトやグレー系の髪の毛に関しては、微妙な違いを表現することができます。
ホワイトと指定しても、薄いグレーも混じったような色合いになります
Grey Hair – グレー・アッシュヘア
一方Grey Hairで指定すると、ホワイトよりはしっかりとしたグレー髪が生成されます。
黒髪も残しつつ、といった印象があります。
Platinum Hair – プラチナムカラー
プラチナムカラーは、ランダムにいい色を生成してくれるので、使い勝手が良いプロンプトだと思います。
この二枚の画像でも結構な差がありますが、絶妙な色合いを生成してくれます。
Inner Color – インナーカラー
インナーカラーを指定したい場合は、このようにプロンプトを設定します。
インナーの方の強調の値を調整すると、うまくいく可能性が高まる気がします。
髪に関するプロンプトまとめ
こちらの記事は随時更新予定になります。
良い髪型を見つけたら、更新していくのでぜひ活用してみて下さい。
また髪型以外のプロンプトに関しては、以下記事にまとめております。
こちらはかなり色々なバリエーションで使えるプロンプトを掲載しているので、ぜひチェックしてみて下さい。
YouTubeの動画でもUPしてるので、動画の方が見返しやすいという方は、こちらもぜひご活用ください。