本記事ではStable Diffusionで使える、ライティングや照明に関するプロンプトをご紹介します。
ライティングまで加味してプロンプトを生成すると、もう一段階クオリティの高い画像生成ができます。
彩度が低い
色あせたトーン
Desaturated tones
色あせたトーンという意味合いです。
その意味通りに、全体的に彩度が低い画像が生成されやすくなります。
控えめな照明効果
Subdued lighting effect
控えめな照明効果という意味合いです。
Desaturated tonesと同じような雰囲気の画像が生成されます。
他のプロンプトとの相性を鑑みて、どちらが適切かチョイスしてみてください。
ヴィンテージカラー風
Vintage color look
ヴィンテージカメラで撮ったような雰囲気の写真になります。
日の出前・日の入り後
blue Hour Light
blue hourとは『日の出前と日の入り後に発生する、空が濃い青色に染まる時間帯』のことを指します。
昼間や夜とはまた違った雰囲気の画像が生成できるので、個人的にはおすすめのプロンプトです。
暗い背景に対して被写体を際立たせる
Low Key Lighting
限られた光源を使用し、暗い背景に対して被写体を際立たせます。
発色が強すぎない画像を生成したい時には、かなり有効なプロンプトです。
彩度が高い
全ての色を最も鮮やかな状態に
Enhance colors to maximum saturation
色彩を最大限に飽和させ、写真の全ての色を最も鮮やかな状態にするようなプロンプトです。
先ほどまでの彩度が低い画像と比較すると、差は一目瞭然かと思います。
カラフルな照明
Luminous and colorful lighting setup for model photography
モデル撮影用の明るくカラフルな照明セットアップを表現しています。
大人っぽいというよりは、キラキラしたような画像が生成されるので、アイドルだったり、年齢が若い女の子への撮影などに向いているかと思います。
自然に彩度を高める
Elevate saturation for striking visuals
際立ったビジュアルのために飽和度を高める、といったプロンプトです。
自然に、尚且つ彩度が高い、といった画像を生成するのにおすすめです。
鮮やかな色彩
Vibrant color saturation
こちらは非常にシンプルなプロンプトです。
彩度を高めた画像を生成したい時におすすめです。
モノクロ系のライティング
モノクロの画像
Monochrome scene
シンプルにモノクロのシーンを生成するのに有効なプロンプトです。
80’s など、レトロ系のファッションと一緒に用いたりしたら、昔の雰囲気を出すことも可能です。
モノクロすぎない画像を生成
Half Light
Half Lightという表現では、先ほどの『Monochrome scene』と比較すると、ほんのりとした色味が再現されているのがわかるかと思います。
真っ白・真っ黒の表現ではなく、多少の彩度が欲しい場合にはこちらを使ってみて下さい。
コントラストの高いライティング
High Contrast Lighting
強いキーライトと限られたフィルライトを使用して、強い影とコントラストを生み出します。
Half Lightと類似した画像が生成されるイメージがあります。
暗めの照明・ライティング
ミステリアスな雰囲気
Underexpose Lighting
『故意にライトを弱め、モデルを暗めに撮影し、ミステリアスな雰囲気を作り出す』という意味合いのプロンプトです。
映画やドラマのシーンにも使えそうな、かなり味のある雰囲気が表現できます。
神秘的・ドラマチックな雰囲気
Moody Lighting
低い強度のキーライトと暗い背景を使用し、神秘的またはドラマチックな雰囲気を作り出します。
Underexpose Lightingと比較すると、少しだけ光量が多いような気がします。
顔の半分をあかりで照らす
Illuminate half of the model’s face, creating dramatic chiaroscuro effects
『モデルの顔の一部分だけを照らし、強いコントラストと劇的な影の効果を生み出す撮影シーン』といった意味合いになります。
もちろんfaceではなく、bodyにしたり、被写体をどこまで写すかを変更するのも良いと思います。
半分だけライトで照らしたい場合は、ぜひ試してみて下さい。
シルエットを表現する
Silhouette Lighting
バックライトのみを使用して、モデルをシルエットで表現します。
ライティングや光源のプロンプトまとめ
今回ご周回したプロンプトですが、大体は1.6の強調構文を使用して作成しています。
ただプロンプトを追加するだけでうまくいかない場合は、強調構文の数値を変更して調整してみて下さい!